お仕事中ですが、ちょいと思ったことを…
先日、アフリカの部族を取り上げた番組が放送されました
私は全て見たわけではないのですが、ちらっと見た時に現地の部族の人が「食料」として猿を丸焼きにしていました。
本当にちらっと見ただけなので、全然覚えてはいないです。
それをスタッフが躊躇いなく試食して「おいしい」と言っていた気がします。
この放送に対してクレームが数件来たんだとか。
内容としては「子どもが視聴する時間に不適切」といった内容や「非常に残酷な内容だった」というものでした。
いや、わかるんです。わかるんですけども。
ですけどもー…
なんでしょうね。このやりきれない気持ちは。
たしかに、日本では「猿」は食料として認識されていません。
この番組は「部族」の文化に密着するといった内容でした。
たしかに衝撃的な映像だったのかもしれませんけども…別に問題無いんじゃないかと。
無論、様々な意見が出るのは当たり前ですし、真っ向からクレームを否定するつもりはありません。
あくまで、私の意見ですが…
普段口にしている精肉がそういった”過程”を踏んでいることを日本人は忘れすぎている気がします。
「焼肉だー」つって口にしている牛肉も、牛一頭を解体して精肉作業を経ているわけです。
豚も、鳥も魚も同様です。
クレームを入れた人の言葉を借りるのであれば「残酷な過程」を経て、食料として毎日当たり前のように美味しく食べられているわけです。
以前、全く別のコンテンツですが、鹿が解体されていく過程の映像を見たことがあります。
死んだばかりの鹿の腹を裂き、内臓を取り出し、天井から首を吊らせて、皮をはがす
そして部位ごとに解体を開始します。
不思議なもので、解体が始まっていくと「鹿の死体」として残酷な姿として見えていたものが、「肉塊」として認識できるようになりました。
その時に「こういった過程を何も考えずに食べていたな」と気がつかされました。
スーパーに陳列されている精肉は全て、そういった過程を経ているわけです。
一概にそのシーン(猿を丸焼きにした部分)を放送したのが悪かったとは私はいえないと思います。
適当な気持ちで、そんなシーンを使用して放送するわけがありません。
視聴者に何か感じて欲しくて放送しているはずです。
それを「残酷だ」といった感想に行き着いてしまったのは残念だなぁと。
子どもが見た時に、残酷だから見てはダメ!と注意するのでしょうか。
そこで命の尊さを説くといった行為には繋がらないのでしょうか。
こんな希望や考えは制作側のエゴなんでしょうか。
とはいえテレビ番組なわけですから、視聴者の方がどう思うかを考えて制作しなければいけないのですが、なんとも悲しいなと。
なんか、こう。
なんでしょうね。
全部カットすればいいのか、と。
ボカせばいいのか、と。
そういうことじゃないと思うんです
コンプライアンスに引っかかる〜
と何かとうるさい現代社会において、あえてこれを放送したという意味に気付いて欲しいなと。
うん、でしゃばりました。
そこまで考えてないのかもしれませんけど。笑
そんなことを考えた昼下がりでした。
お仕事に戻ります。
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